I know Akita-Ken!
犬と猫のどちらが好きかと聞かれたら、わたしは激しく猫派です。
町中で見かけたらついて行けるギリギリのところまでついていきますし、猫が見られたり触れたりするスポットは、常に頭に入れて行動しています。
東京で働いていたときも、職場の近くの八百屋さんに愛想のいい猫がいて、よく触らせてもらいに行っていました。
おうちに帰ってくれば、今度は動物病院の看板猫チャッピーに挨拶しに行っていました。
代わりに、犬の方はそんなに好きではありませんでした。
犬いは吠えるし噛むし、こっちが逃げると追いかけてきて怖いというイメージがあるので、友達が犬を飼っていても、遠くの方から「あー、可愛いねー」というくらいで、自分から近寄ろうとはしませんでした。
しかし、そんなわたしが唯一、犬の中でも秋田犬だけは大好きです。
大好きですというより、秋田に戻ってきてから初めて秋田犬に触れて、大好きになってしまいました。
先日、大館のアメッコ市に行ってきてたのですが、そこでたくさんの秋田犬と触れ合うことができました。
大盛況!
秋田犬のショーもありました。
たくさんの秋田犬が列になって、円形にぐるぐると観客の前を歩いていきます。
ショーの最前列には主に高齢の方が腰かけていて、優先的にショーの秋田犬と触れ合うことができます。
だからわたしのような若者は、あんまりショーに出てくる秋田犬を見ることができません。
でも、ショーが始まるまでは、飼い主さんが秋田犬を連れてその辺を歩いていますので、声をかければ直接触らせてもらうことができます。
小さなお子さんが触りにいっても大丈夫!
秋田犬は大人しくてお利口さんなので、めったに吠えないし、噛みついたりしません。
おまけにこの大型犬だからこそできる、触りがいのあることといったら!
モッフモフですよ~!
実際に触るともうメロメロになってしまいます。
ロシアのプーチン大統領が秋田犬を飼っていることは有名ですし、最近だとフィギュアスケートのザキトワ選手が「秋田犬が欲しい」と言ったことが話題になりましたね。
わたしもカナダに行ったとき、「秋田県から来た」って言ったら、ホームステイ先のファミリーが興奮して「I know Akita-Ken!」って言いながら、犬の雑誌を持ってきたことがあります。本当に海外の方にも人気なんですよね。
ヨーロッパや北米の人が秋田犬を欲しがるのは分かる気がします。
第一お家が日本よりもずっと大きいですし、日本の関東以南のように亜熱帯地域でもなく、乾燥していて涼しいですから、モフモフの大型犬が飼いやすいのでしょう。
ショーのときの司会のお姉さんが、「今一番秋田犬を飼っている国は、日本じゃなくてイタリアなんですよ」って紹介していました。
それに秋田犬はやっぱり他の犬にはない特別な魅力があります。
凛とした立ち姿、くるんとまるまったしっぽ、飼い主に忠実な性格、そして人好きのする、なんとも言い表せないほど愛くるしいお顔。
もとはマタギの猟犬だったと言いますから、秋田犬も愛玩犬ではなく立派な猟犬です。
だからこそモフモフの毛皮にがっしりとした体躯をしているのですが、お顔やしっぽを見ると、なんだかこう、ほわわ~んとしてしまうのです。
犬はよくしっぽを振りますが、秋田犬がくるんとまるまったしっぽを振ると、他の犬にはない愛くるしさがあるんですよ。
カワイイ~~!!ってなります。
そのギャップがいいんでしょうねえ。
実はわたしのプロフィール写真も秋田犬なんですよ。
やっぱり、秋田犬ってカワイイなあ。
このぼやっとしたちょっと間抜けな顔がイイんですよね。
これと同じストラップを作って、秋田に戻る前に大学の先輩にお渡ししたら、喜んでもらえました。
秋田犬は可愛いけれど、やっぱり実際に飼うとなると大変です。
だから飼う予定はないですが……。
4月1日に五城目で秋田犬の展覧会があるらしいので、それはぜひ行こうと思っています。