うまいものをうまいもの以外へ変身させて売り込みたい
前のブログで、岩手のマルカン食堂の10段巻ソフトの横にババヘラを描いてみました。
するとすごく可愛くて、東北のご当地アイスを全部並べてみたらもっと可愛いだろうなあと思ったので、描いてみました。
東北6県ご当地アイスです!!
青森はチリンチリンアイス、秋田はババヘラ、岩手はご存知マルカン食堂の10段巻ソフト、山形はさくらんぼソフト、宮城はずんだソフトと迷いましたがずんだシェイク、福島は酪王カフェオレのカフェオレソフトです。
こうしてみると、色も形もさまざまで、どれも個性的で順番にじっくり見てみたくなりますね。
どのアイスもすごく可愛いですが、こうして可愛いものと可愛いものを並べると、可愛さ二倍増しになりますよね。
もっとたくさん並べたら、素敵なパターンが生まれると思いませんか?
そのパターンを使ったら、すっごくカワイイお洋服が作れそうです!
こんなのとか。
こんなのとか。
カワイイ!!
アイスは形自体が可愛らしいので、こういう若い女の子向けのお洋服の生地にはぴったりです。
そして色のバランスもなかなかいいですね!
黄色とピンク、黄緑と茶色など、カラフルで楽しそうな感じがします。
わたしもあと10ピー歳若かったら、こんなお洋服が着たいなあ。
でもこのお洋服にはひとつ、問題があります。
長袖かつ、地が紺や茶色といった暗めの色になっているなど、明らかに秋冬用なんですよね。
わたし自身もこのスカートはジャガード素材にしよう、なんて思いながらデザインしていましたし……。
当たり前のことなんですけど、アイス柄なんですから、秋冬に着るもんじゃないですよね!
ブログ用のネタで間違えたとかじゃなくて、本当に気づかずに、アイス柄の冬服をデザインしていました。
このアイス柄、描くのめちゃくちゃ大変なんですけど、描き終わってから「あっ! アイス柄の服が秋冬用なわけないじゃん!!」って気づきました。
こういうアホな間違いは早めに気づきたいものです。本当に描くのが大変なので。
気を取り直して、春夏用に着る若い女の子用のお洋服をデザインしてみましょう!
東北6県のご当地アイスのパターンはそのままに、春夏用のワンピースとしてデザインしてみました。
ワンピースの形は初期乃木坂の衣装に少し似せています。
白い襟とボタンで清楚に、控えめなパフスリーブと、たっぷりひだをとった長めのスカートで上品に。
ウエストの位置を少し下げて、ノスタルジーというか、ある種の野暮ったさを出しています。「東北」ってそういうイメージかなと。
わたしはこのワンピースを、アイドルになりたくて東北の地元を出て行った、アイドルの卵に着て欲しいと思ってデザインしました。
13歳くらいで地元を離れて、全部未経験のことだらけで周りにうまくついて行けない女の子に贈りたい。
周りの子がみんなオシャレで可愛くて、何着ていけばいいか分からないときに、とりあえずコーデを考えなくてもいいようなワンピース。
こんなワンピースはどこにも売ってないから、目ざとく見つけた他の女の子から「それ、どこの服?」って聞かれたときに、「東北のご当地アイスをプリントしたワンピースなの。わたし、東北出身だから。」って答えられるように。
それで「へぇ、いろんなアイスがあるんだね。」「○○ちゃんの県のアイス、食べてみたい!」という会話が生まれれば、その子自身もうれしくなるだろうし、東北に対する誇りや愛着も生まれるんじゃないかなあ、と思います。
全部妄想ですが。
しかし秋田の女の子が可愛いことは確かですし、AKBや乃木坂に入ってがんばっている子たちも実際にたくさんいます。
そういう女の子たちに着用してもらって宣伝してもらえれば、秋田や東北のよいアピールになるんじゃないかなあ。
もう一つ、ワンピースを考えてみました。
このミント色のワンピースも可愛いですが、対象年齢が12歳から15歳くらいと少し幼いです。
もう少し年齢のあがった女の子が、スタイルがよく見えて、なおかつ気軽に着られるものを考えてみました。
素材をもっと軽やかにして、柄も不規則に並べてポップな感じにしてみました。
こっちのほうがアイドルっぽいかもしれません。
対象年齢は10代ですが、20代半ばまでギリギリいけるデザインです。
たぶんこの形のワンピースなら、ミント色のワンピースに使った規則的なパターンの柄にしても可愛いと思います。
ふつうの女の子でも着られるデザインなので、お友達と色違いで買って着ても楽しいでしょうね。
水色、ピンク、ミント、ベージュ、黒とあったら、ベージュが一番人気になりそう。
次点で水色かミントかな。
でもワンピースでなく、スカートにしたら、ピンクもよさそう。
妄想するのは実に楽しいです。(笑)
今回服を考えてみて分かったのは、可愛いものと可愛いものを並べるとより可愛くなること。
並べてみて可愛いなら、それをパターン化して生地にし、お洋服をデザインするのは結構簡単だということです。
秋田にはおいしいものがたくさんありますが、それは食べてみなければ分からない。
しかしファッションなどオシャレの分野ならば、「カワイイ服!」という視覚情報だけで十分よさが伝えられるのです。
今回は東北6県のご当地アイスを使ってデザインしてみましたが、秋田のおいしいものだけで服を作ることも十分できそうです。
アイス柄だと春夏用の服しか作れないという制約がありますので、秋冬用の服がデザインしたかったわたしにはちょっと残念でした。
別の素材でパターン化できるものがあるか、引き続き考えてみたいと思います。