ごてんまりをめぐるツアー!
わたしは本荘のごてんまりが本当に可愛いと思っています。
だからたくさんの人に、本荘ごてんまりの魅力を伝えたい。
できれば本場の本荘を訪れていただき、本荘ごてんまりの魅力に直接触れていただきたいと思っています。
しかし現在のところ、本荘ごてんまりを中心に据えた観光案内は、商工会のHPにも、どんなガイドブックにも存在しないんですよね。
どれもこれも「地域の名産品」扱いで小さく載っているだけです。
それはもったいない!
ぜひ本荘ごてんまりをメインに据えた観光案内を作るべきです!!
なので今回、このわたしが、ごてんまりをめぐる本荘の街歩きツアーを考えてみました。
毎度毎度下手な手書きで申し訳ないのですが、こんなツアーです!
どうでしょうか?
本荘ごてんまりの魅力を探索することで1日が埋まるスケジュールとなっています!
これなら十分観光案内として使えるんじゃないかと思います。
1日のスケジュールはこうです。
①羽後本荘駅に到着
列車の旅にしろ、空の旅にしろ、マイカー運転にしろ、本荘に来たからにはまずここに来なくては!
羽後本荘駅には度肝を抜かれるほど巨大な本荘ごてんまりが訪れる人を迎えてくれます。
他にも駅の外壁にごてんまりデザインの絵があったり、ごてんまりの意匠が施された街灯があったりして、ごてんまり好きとしては絶対に外せないスポットです。
②本荘郷土資料館
郷土資料館では本荘ごてんまりの歴史を学ぶことができます。
昔はぜんまいという植物の綿を丸めて作っていたのを、稲作が盛んな秋田らしく、もみ殻に替えて作ったという歴史や、昭和36年の国体で記念品として本荘ごてんまりを贈ったところ、全国的に有名になったことなど、「へぇ、そうだったんだ!」と知的好奇心をくすぐられること間違いなしです。
ただ、行くまでに結構急な坂があるので、歩いてももちろん行かれるのですが、足の悪い方は迷わずタクシーを使ったほうがいいでしょう。
③齋彌酒造店
ここは直接ごてんまりとは関係ないのですが、レトロな様相が美しい昔ながらのお店です。
ごてんまりに三方に房を付け、「本荘ごてんまり」がうまれたと言われる昭和30年頃に建てられたお店で、「雪の茅舎」がとくに有名です。
事前に申し込めば酒蔵見学もできます。
お隣にある、これまた昔ながらのお店、マルイチ商店さんでは、由利本荘ひな街道の時期になると、商家に伝わる貴重なお雛様を見ることができます。
④ランチ
おすすめはかつ喜、清吉そばと書いてますが、女性であればカトルセゾンやカインドもオシャレな雰囲気でおすすめです。
おいしいラーメン屋さんもありますよ。
⑤本荘公園・修身館
本荘にごてんまりが伝えられたのは、本荘城の御殿女中によってだとされる説があります。
本荘城は戊辰戦争の際焼けてしまったのですが、90年代以降再整備がなされました。
今でも「土塁の名城」と呼ばれた名残を見ることができます。
本荘公園内にある修身館では、本荘城の歴史と本荘の伝統工芸について学ぶことができます。本荘ごてんまりもちょっとだけ飾られています。
実はこの本荘公園が昭和15年に人手に渡っていたのを、私財を投げ打って買い戻して市に無償で寄付してくれたのが、齋彌酒造店の創業者、齋藤彌太郎でした。公園内に銅像があります。
あまり気づく人はいないのですが、この公園の街灯もごてんまりデザインですので、ぜひご注目下さい。
⑥民芸 さいとう
このお店は、本荘ごてんまりを制作する人ならば必ずお世話になります。
それくらいごてんまり制作に必要なものが全部そろえてあるお店です。
季節によって変わるディスプレイも必ずごてんまりが使われているので、見るだけでも楽しいお店です。
もちろん最後にはここで本荘ごてんまりをお土産に買って帰りましょう!
こんな感じの観光案内でしたが、いかがでしたでしょうか?
今まで誰もやっていなかったけれど、本荘ごてんまりだけで1日楽しめるツアーができたと思います。
これに各ポイントの営業日や営業時間などの情報を加えれば、立派な観光案内になるのではないでしょうか?
もう少しちゃんと作って、商工会にでも持って行ってみようかな。
最後に、おまけ。