御殿まりは作るのがとても大変
ブログを一週間お休みさせていただきました。
その間何をしていたかと言うと、本荘御殿まりの体験教室に行って、御殿まりを二つ作ってきました。
これです。
なかなか可愛くできました。
古典柄の桜と菊です。
初めてやったんですけど、このとおり結構うまくいきまして、先生に「手に光るものを認めましたよ」と言われました。
わたしはそれなりに器用なのです!
調子にのって一人でも作ってみました。
あれ?
なんか違う?
地割をしたところまでは何となく合っているように感じたのですが、第一段目のリリアン糸を挿したところ、あっという間にコレジャナイ感がでてきました。
なんでこんなことになったの?
と思って母に聞いたところ、(母は前に御殿まり教室に通っていました)
「リリアン糸はそのままで使うんじゃないよ。ほごいて使うのよ。」
と言われました。
たしかに、先生のところで使わせていただいたリリアン糸は、もっと平たくて横幅があったように思います。
決してこんな、ごん太うどんみたいな太さのある糸ではありませんでした。
本荘御殿まりを取り扱っているお店の方に聞いたところ、御殿まりに使うリリアン糸はまずほどいて、そしてしごきながら何か固い板状のものに巻き付けて、まっすぐにしてから使うそうです。
そうすると、本荘御殿まり特有の美しい光沢感が出てくるそうです。
なんと……。
かがるための糸から自分で用意しなければならないとは。
思い至りませんでした。
御殿まり専用の糸を買って、そのまま使えばいいんでしょ、と思っていたのが大いなる間違いだったようです。
しかもほどき方にコツがあるらしく、ほどきすぎると細すぎて使えず、力を入れすぎるとチリチリになってしまい、やはり使えなくなってしまうそうです。
これは本格的に教室に通わないと作れなさそうですね。
御殿まりは作るのがとても大変だということがよく分かりました。